読売新聞グループ本社社長でプロ野球・巨人のオーナーも務める山口寿一氏は1日、東京・築地市場跡地（中央区）に整備される新スタジアムについて「巨人の本拠地を移転することは前提としていない」と語った。同日に築地再開発事業で事業予定者の代表企業である三井不動産や読売新聞グループ本社が開いた記者会見で述べた。
山口氏は「プロとして、魅力のあるスタジアムは当然、使ってみたい気持ちはある。ただ、巨人の移転を前提したものではなく、そのような予定も進んでいるわけではない。プロの球団にとって、本拠地の移転は大仕事。読売だけで決められるものではない」と説明した。一方、新スタジアムでの国際大会の開催の可能性にも言及した。
巨人の現在の本拠地は東京都文京区にある東京ドーム。1988年の開業から30年以上が経過しており、老朽化が指摘されている。【岸本悠】
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
