独BMWの日本法人は28日、高級多目的スポーツ車(SUV)「BMW X3」を7年ぶりに全面改良して発売すると発表した。価格は798万円から。すべてのグレードをハイブリッド車(HV)にし、燃費性能を1割ほど高めた。日本で人気の高いHVを前面に打ち出し、販売拡大をめざす。
モーターで加速などを支援するマイルドハイブリッドを採用し、ガソリン車とプラグインハイブリッド車(PHV)のモデルはラインアップしなかった。全幅は従来より約3センチメートル大きくしたほか、車の前方にあるボンネットの位置を高くしてより力強い見た目にした。荷室部分は従来より20リットル拡張した。
日本ではHVの需要が高く、2024年10月の乗用車販売(軽自動車を除く)の約6割を占める。日本法人の長谷川正敏社長は「燃費と環境のバランスをとり走りを重視した。HVは今の日本市場に適している」とした。
【関連記事】
- ・BMW、「1シリーズ」を5年ぶり刷新 HVを初投入
- ・BYDなど輸入車、EV普及へ結集 連携して巻き返しへ
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。