ヒロセ電機の新アダプターは配線を束ねて電源を共有できる

ヒロセ電機は産業機器に搭載する電流を制御するアダプターの新製品を発売したと発表した。半導体の製造装置や食品を梱包する機器向けを想定する。各種センサーにつなぐ配線を束ねて電源を共有できるため、機器の配線の数を最大で半減できるという。

発売したのは同社の「DF51シリーズ」の新製品。半導体の製造装置などは各種センサーの搭載数が他の産業機器よりも多く、配線の数も増える。製品の小型化や組み立てを容易にするため、配線の数を減らすことが求められていた。

子会社の郡山ヒロセ電機(福島県郡山市)の工場を中心に生産する。アダプターに使うパーツ数を減らしたことから、競合他社よりも安価で提供できるとしている。

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