東武鉄道は29日から、羽田空港と栃木県日光市との間の各種鉄道やバスが乗り放題になる乗車券3種のセット「Haneda Airport to Tokyo & Nikko Travel Pass」をインバウンド（訪日外国人）向けに売り出す。既存の乗り放題乗車券をひとまとめにして購入の手間を減らし日光への周遊を促す。
京浜急行電鉄の羽田空港第1・第2ターミナル駅か同第3ターミナル駅と泉岳寺駅との往復乗車券1枚、都内地下鉄全線が乗り放題になる「Tokyo Subway Ticket」2枚、東武鉄道の浅草駅―下今市駅（日光市）の往復乗車券に加え下今市駅と東武日光駅か新藤原駅の間と東武バス日光が乗り放題になる「NIKKO PASS」をまとめた。
NIKKO PASSでのバスの乗り放題区間に応じ料金が異なる。世界遺産の日光東照宮や二荒山神社周辺のみ対象は大人4320円、小児1630円。
華厳の滝などがある奥日光・中禅寺湖や霧降高原、鬼怒川温泉方面も含み夏季は中禅寺湖遊覧船の乗船券なども付く場合は4月20日〜11月30日が大人6980円、小児2330円、それ以外の12月1日〜4月19日は大人6360円、小児2080円。
東武鉄道の担当者は「個別に買う場合と合計金額は変わらないが羽田から日光エリアまでシームレスに楽しめる」と説明する。旅行・レジャー予約サイト「Klook（クルック）」で29日午前10時から発売し、12月1日から利用できる。
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