住江織物は自動車向け合成皮革など非繊維事業で成長を目指す

住江織物の永田鉄平社長は28日、大阪市内で開いた記者会見で、自動車内装向け合成皮革事業について「アジアでも投資に力を入れていきたい」と述べた。同事業では2023年12月にメキシコ工場を新設している。成長が見込める非繊維領域で海外展開を加速する考えを示した。

12月2日に社名を「SUMINOE」に改めることを受けて会見を開いた。永田社長は社名変更のねらいについて「グローバルな成長を目指す姿勢を対外的に発信し、新たなものを生み出していく意欲を社員に伝える」と述べた。

住江織物は1883年創業。祖業でもある手織り敷物(カーペット)事業で成長してきた。足元では自動車など輸送機械の内装事業が主力となっている。

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