登壇したみずほ銀の大櫃氏㊨とフーディソンの山本代表(28日、札幌市)

みずほ銀行は28日、札幌市内でスタートアップ向けイベント「MIZUHO STARTUP CONFERENCE in HOKKAIDO」を開催した。新興企業が成長に向けて銀行とどのように関係を構築するのかや資金調達方法の多様化について、同行担当者や起業家、ベンチャーキャピタルのトップなどが対談した。

みずほ銀でスタートアップ支援を担う大櫃直人エグゼクティブアドバイザーは「数カ月に1回でも銀行員と会い、事業進捗を共有すると良い」と訴えた。魚介類の電子商取引(EC)販売を手掛けるフーディソンの山本徹代表も「営業人員が少ないとき、銀行のビジネスマッチング機能が役立った」と振り返った。

新興企業にとっては出資に比べ、返済の必要がある銀行からの借り入れにはハードルがある。みずほ銀の奈良翼イノベーション企業審査室長は「経営陣の体制や能力、顧客の受け止めなども審査対象として注目している」と語った。

イベントには銀行関係者の他に起業家やベンチャーキャピタルが参加した(28日、札幌市)

みずほ銀の芦田健副頭取は「道外から人が入るような仕組みも作っていきたい」と述べた。

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