今年度の国家公務員の給与について、人事院はことし8月、民間企業との人材獲得競争に遅れをとらないように初任給の大幅な引き上げを求め
▽大卒の総合職で2万9300円
▽大卒の一般職で2万3800円
▽高卒の一般職で2万1400円引き上げるよう勧告しました。

これを受けて政府は29日、総理大臣官邸で給与関係閣僚会議を開き、勧告どおり、初任給や月給などを引き上げることを決めました。

大卒と高卒の初任給の引き上げが2万円を超えるのは初めてで、過去最大の引き上げ額となります。

このほか、月給は平均で2.76%、ボーナスは0.1か月分引き上げることも決めました。

今回の引き上げにより、国家公務員の一般職の平均年収は22万8000円増え、691万6000円となります。

政府はこうした内容を盛り込んだ給与法の改正案などを今の国会に提出することにしています。

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