発表によりますと、経営統合するのは、系列の基幹局で札幌市の「札幌テレビ」、名古屋市の「中京テレビ」、大阪市の「読売テレビ」、それに福岡市の「福岡放送」の4社です。
4社は、来年4月に持ち株会社「読売中京FSホールディングス」を設立し、それぞれが完全子会社として、傘下に入る形で経営統合するということです。
その上で、日本テレビホールディングスが持ち株会社の株式の20%以上を保有するということです。
経営統合の狙いについて、日本テレビホールディングスは「国内の人口減少やメディアが多様化する中、4社は持ち株会社のもとで経営基盤を安定させ、将来にわたり良質な情報や豊かな娯楽を安定的に視聴者に提供し、地域社会に貢献するという社会的責務を果たしていく決断をした」と説明しています。
札幌テレビのコメント
札幌テレビは「ホールディングスが発足したあとも、北海道の中核メディアとしての札幌テレビの役割は変わらず、これまでどおり北海道の皆様に地域の情報を発信し、地域社会の発展や活性化に貢献していきます」とコメントしています。
中京テレビのコメント
中京テレビはコメントを発表し、この中で「民間放送事業者を取り巻く経営環境は人口減少やライフスタイルの変化などで急激に厳しさを増している。このような状況の中で4社はそれぞれの個性を活かしながら、スケールメリットの拡大やコストの効率化を進め経営基盤の安定を図ります」としています。
そのうえで「新規ビジネスへの積極投資や海外ビジネス展開などによりエリアやテレビの枠を超えた事業拡大と持続的成長を追求する」としています。
具体的には、レギュラー新番組・共同制作番組の開発や放送に関する基幹システムの共通化、人事交流の促進や採用活動での連携などに取り組むとしています。
中京テレビでは今後、今回の経営統合に関する臨時株主総会を開催する予定だということです。
読売テレビのコメント
読売テレビは「引き続き、地域情報を発信する中核企業として地方創生に取り組み、北海道、東海、関西、北部九州や内外の文化的、経済的交流を積極的に促進し、地域社会の発展や活性化に貢献する」などとしています。
福岡放送のコメント
福岡放送は「これまでどおり地元、福岡・佐賀の情報を発信する中核企業としての事業を継続し、地域社会の発展に貢献します」とコメントしています。
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