三菱UFJフィナンシャル・グループはことし3月、投資信託への投資や運用を自動で行う個人向けサービスを手がける新興企業「ウェルスナビ」の株式の15%余りをおよそ150億円で取得し、連携を進めてきました。
発表によりますと、三菱UFJは傘下の銀行を通してこの会社の株式のTOB=公開買い付けを行い、来年3月から4月をめどに完全子会社にする方針を29日決定しました。
買収の金額はおよそ997億円に上るとしています。
NISAの拡充などをきっかけに投資を始める人が増える中、三菱UFJとしては投資の自動化サービスを銀行の利用者に提供するほか、顧客層をさらに広げるねらいがあります。
金融業界では金融とテクノロジーを組み合わせたフィンテックを得意とする新興企業と大手の連携が相次いでいて、今後こうした動きがさらに活発になることも予想されます。
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