サンケン電気は29日、最大300億円の自社株買いを実施すると発表した。発行済み株式総数(自己株除く)の24.8%にあたる600万株を上限に買い付ける。取得期間は12月2日から2025年9月30日まで。株主還元の充実と資本効率の向上を図る。
同社は旧村上ファンド出身者が設立した投資ファンドのエフィッシモ・キャピタル・マネージメントが筆頭株主。エフィッシモは9月時点でサンケン電気の発行済み株式総数の28.65%を保有する。
サンケン電気は7月、当時連結子会社だった米国の半導体を手掛けるアレグロ・マイクロシステムズの株式を一部売却すると発表。売却資金のうち300億円を株主還元に使うことを示していた。
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