法人の担当者らが電力調達について相談できるサービス「エネパーク」の画面=エナーバンク提供

電力取引システムを手掛けるエナーバンク(東京・中央)はこのほど政府系ファンドのJICベンチャー・グロース・インベストメンツなどを引受先とする第三者割当増資で5億8000万円を調達した。オークション型電力取引仲介システムに関わる人材の採用、エンジニアの採用などに充てる。

第三者割当増資はほかにベンチャーキャピタル(VC)の日本ベンチャーキャピタル、スパイラル・キャピタル、秋田銀行の投資専門子会社、あきぎんキャピタルパートナーズが引き受けた。

エナーバンクは2018年の設立。自治体や法人が再生エネルギーを調達する際に電力事業者を選ぶ手間を省ける仲介システムを手掛けている。同社は電気代の一部を手数料として受け取る。村中健一代表は「30年の温暖化ガス排出削減目標に向け、再エネ電力調達の業務を支援していきたい」としている。

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