トヨタ自動車系のジェイテクトは2日、名古屋市の新興育成拠点「ステーションAi」に入居したと発表した。同社はハンドルの操作をタイヤに伝える電動パワーステアリングを主力とする。常駐の社員を置いて新興企業との接点を増やし、新規事業の創出につなげる。
ジェイテクトは50キログラムの荷物を載せて50キロメートル飛行する「空飛ぶ軽トラ」を開発するプロドローン(名古屋市)に出資している。同社とはジェイテクトが手がける小型の蓄電装置を搭載したドローンの開発を共同で進めている。
ステーションAiはスタートアップ約500社、トヨタ自動車など支援企業約200社が参画して10月末に開業した。トヨタグループでは他にもアイシンや東海理化が入居している。
ジェイテクトはあわせて、日本での水素普及を目指す団体「水素バリューチェーン推進協議会」に加盟したと発表した。トヨタの燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」などに部品を供給しており、団体への加盟で幅広い分野での水素普及を後押しする。
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