住友化は連結子会社の日本メジフィジックスの全株式を売却する

住友化学は2日、連結子会社で放射性医薬品メーカーの日本メジフィジックスの保有株式50%分をすべて売却すると発表した。米GEヘルスケア・テクノロジーズの子会社であるGEヘルスケア・リミテッドに株式を譲渡する。

売却益は連結決算(国際会計基準)のその他の営業収益に約300億円を計上する。2025年3月期の業績予想には織り込み済みといい、予想は変えていない。

25年3月31日に売却する予定。日本メジフィジックスは住友化とGEヘルスケアグループがそれぞれ50%所有している。日本メジフィジックスが持続的に成長するには、GEヘルスケアをベストオーナーとするのが最善と判断したという。

住友化は業績改善策として持ち分法適用会社の株式などの資産売却を進めており、25年3月期までに2年で約7000億円の現金を捻出するとしている。

【関連記事】

  • ・住友化学の最終損益上振れ 25年3月期、構造改善費用減で
  • ・住友化学、業績改善も細る投資 成長へ問われる目利き力
  • ・住友化学、核酸医薬のペプチスターに出資 供給体制整備

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。