楽天ペイメントは決済手数料を引き下げて加盟店拡大を狙う(QRコード決済のイメージ)

楽天ペイや楽天ポイントなどを運営する楽天ペイメント(東京・港)は2日、中小加盟店の実店舗での決済手数料率を3.24%から2.20%に引き下げると発表した。新たに加盟する事業者に限って適用する。QRコード決済の楽天ペイのほか、クレジットカードでの決済が対象となる。手数料引き下げにより中小加盟店の拡大につなげる。

新規の中小加盟店に対し、クレジットカードではVISA(ビザ)やマスターカード、JCBなど6ブランドの決済手数料を引き下げる。手数料率は加盟店が楽天ペイメントに月2200円を支払うプランだと2.20%、月額無料のプランでは2.48%とした。既存の加盟店はこれまでの手数料率を据え置く。

日本は海外と比べて手数料率が高いとされており、カード会社などでは加盟店手数料率を引き下げる動きが広がっている。楽天ペイメントも、これまで中小企業向け手数料の事実上の標準となっていた3%を下回る水準にすることで対抗する。

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