値上げを発表したサッポロビール主力の「黒ラベル」と「エビス」

サッポロビールは3日、ビールや缶酎ハイなどを2025年4月1日から値上げすると発表した。原材料価格や輸送費の高騰を反映する。ビール類などを含めた家庭向け商品の値上げ幅は3〜9%ほど。ビールの値上げはアサヒビール、キリンビール、サントリーの3社が既に決定しており、大手4社の値上げが出そろった。

値上げの対象は「黒ラベル」や「エビス」など主力のビールに加えて、缶酎ハイ「濃いめのレモンサワー」などのアルコール飲料、たる詰め商品やノンアルコール飲料など。全208品目で、同社が扱う全商品のうち約3割が対象となる。

原材料費の高騰が続くなか、ビール大手4社が値上げに踏み切る。10月に発表したアサヒビールの値上げを皮切りに、11月にはサントリーやキリンビールも値上げを発表した。いずれも25年4月からの値上げで、4社が同じタイミングで値上げする。

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