日本航空(JAL)は4日、中東のカタール航空との提携を拡大すると発表した。旅客便での共同運航(コードシェア)に加え、貨物便でも両社路線の相互活用を検討する。JALの貨物輸送ネットワークは東アジア圏にとどまっていた。カタール航空の路線を活用することで、欧州や中東、アフリカまで広げる。
このほど両社で覚書を結んだ。2025年にカタール航空がドーハのハマド国際空港と成田空港間で運航予定の貨物専用機(フレイター)を共同で利用することを想定する。JALは24年2月、13年ぶりにフレイターの運航を再開したが機材は中型機「ボーイング767」のみで、日本からの飛行距離が中国や韓国、台湾の東アジア圏に限られていた。
JALとカタール航空は同じ航空連合「ワンワールド」に属し、旅客便では13年からコードシェアをしている。
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