ハッピーターンの規格外品から作った除菌ウエットティッシュ

亀田製菓は主力商品「ハッピーターン」の規格外品を使った除菌ウエットティッシュを制作した。発酵技術に強みを持つファーメンステーション(東京・墨田)と共同で、ハッピーターンの副産物を使って発酵エタノールの精製に成功した。一部店頭プロモーションなどで使用する。

ハッピーターンの製造過程では、焼き上げ不足の生地やラインの焦げがついた生地が発生してしまうという。従来は飼料として使っていたが、新たにファーメンステーションの独自発酵技術を活用し、ハッピーターンからエタノールを精製。ハッピーターン由来のエタノール使用の除菌ウエットティッシュを製作した。

亀田製菓は環境負荷の低減やフードロス削減のため、今年5月に「Re Kameda」プロジェクトを立ち上げた。米菓の製造過程で発生する副産物を価値ある商品へと変えるアップサイクルの取り組みで、除菌ウエットティッシュは「おこめ名刺」に次ぐ第2弾。

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