ヤクルト本社は上海工場を閉鎖し、中国の生産拠点を集約する(写真は同社の上海工場)

ヤクルト本社は6日、中国・上海市にある乳酸菌飲料「ヤクルト」を製造する上海工場を閉鎖すると発表した。同日に生産を停止し、天津工場や無錫工場など中国国内の別の拠点に生産を移行する。拠点を集約し、固定費を減らす。

閉鎖に合わせて、現地法人の「上海ヤクルト」を解散する。同社の営業部門などはヤクルト本社の完全子会社「中国ヤクルト」が引き継ぐ。ヤクルト本社は1月にも北京市の現地法人「北京ヤクルト販売」を中国ヤクルトに合併しており、効率化を進めている。

上海ヤクルトは2004年に設立した中国拠点。24年1~6月期の1日あたりの販売実績は22万2000本だった。ヤクルト本社は「営業部門を継承するため、連結決算への影響は軽微」と説明している。

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