Bounceは手荷物預かりサービスを手掛ける

手荷物預かりサービスを手掛ける米国のスタートアップ、Bounce(バウンス、カリフォルニア州)は、ヤマトホールディングス(HD)やKDDI、米国のベンチャーキャピタルなどを引受先とする第三者割当増資で1900万ドル(約28億5000万円)を調達したと発表した。ヤマトHDと連携してホテルなどへの荷物配送といった新サービス開発に充てる。

バウンスは、手荷物を預けたい利用者と小売店などの空きスペースをマッチングするサービスを欧米やアジアで展開している。利用者はアプリやウェブサイトを通して予約する。国内では東京や大阪、京都で計200カ所と連携してサービスを提供している。2025年夏にかけて、神奈川県の箱根など人気の観光地を中心に少なくとも1000カ所まで増やす。

東京や大阪、京都の観光地周辺にあるヤマトHDの営業所を活用し、手荷物を預かる実証実験も始めた。今後は荷物を国内外の空港やホテルなどの目的地に配送するサービスをヤマトHDと協力して開発することを検討している。

9月には日本法人の「バウンス・ジャパン」(東京・渋谷)を立ち上げた。マーケティングなどの担当者を採用し、25年には従業員を20人まで増やす計画だ。

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