キャッシュレス決済大手の「PayPay(ペイペイ)」は、子会社以外の他社が発行するクレジットカードの利用を停止するとしていた方針を撤回すると発表した。当初は昨年8月から使えなくなる予定だったが、利用者からの不評を買い、利用停止の期日を今月末まで延期していた。

 ペイペイのスマホ決済は、銀行口座などからお金をチャージして支払うか、登録したクレカで支払う。ペイペイの子会社が発行するカードではない場合、ペイペイがカード会社に支払う手数料が、利用店舗から得る手数料を上回り、その分のコストを負担してきた。

 同社によると、他社のクレカで支払う決済回数は全体の1%程度。撤回の理由は「利用者の利便性を考慮した」(広報)という。一方で来夏以降、他社のクレカを使う利用者に利用料の負担を求めることも検討している。

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