日銀は2日、マイナス金利政策の解除を決めた3月18、19日の金融政策決定会合の議事要旨を公表した。多くの政策委員が「大規模緩和は役割を果たした。枠組みの見直しの検討が適当だ」との認識を共有。先行きについては「緩和的な金融環境が継続する」との見解で一致したが、委員の一人は「ゆっくりと、しかし着実に正常化を進めることが適当だ」とし、追加利上げを模索すべきと指摘した。

同会合で日銀は、2%の物価目標の持続的実現への確度が高まったとして、17年ぶりの利上げに踏み切った。ある委員は「今回、正常化のスタートラインに立つことが適当」と強調した。

日銀本店=東京都中央区(AFP時事)

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