小湊鉄道(本社・千葉県市原市)は、関東運輸局に乗り合いバス全線の運賃を最大で約20%値上げする認可を申請した。同社のバス運賃の値上げは、2度の消費税率改定分の転嫁を除くと1997年3月以来となる。
同社によると、申請は11月29日。東京湾アクアラインの開通に合わせて、高速バスの運行や経営の合理化を進めてきたが、コロナ禍を経て社会情勢が変わったり、慢性的な運転手不足も大きく影響したりして、乗り合いバス事業の安定的な継続が難しくなったと判断。今回、値上げに踏み切ったという。
改定後の運賃は区間などで異なるが、初乗り運賃は現行の170円(現金)から190円を見込んでいる。来年2月にも新運賃を公表し、同3月の改定を予定している。【浅見茂晴】
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