東京電力グループと中部電力が共同出資する発電会社ＪＥＲＡ（東京）は９日、英石油大手ＢＰと洋上風力発電事業を統合することで合意したと発表した。２０２５年９月末をめどに折半出資の合弁会社を設立する。両社は合弁会社に、３０年末までに最大５８億ドル（約８７００億円）を出資し、協力して洋上風力の開発を加速させる。

洋上風力発電は再生可能エネルギーの柱になるとみられているが、世界的な物価上昇の影響で事業環境が悪化している。両社は連合を組み、規模を拡大することで投資資金や資機材の調達力を高めたい考えだ。

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