JR東日本の喜勢陽一社長は10日、交通系ICサービス「モバイルSuica(スイカ)」のチャージ上限額を2026年秋ごろに引き上げると明らかにした。従来は2万円としていたが、コード決済を可能にしたうえで上限を緩和する。電子決済の利便性を高め、グループ商業施設での高額な買い物や決済頻度の向上につなげる。
具体的な引き上げ額は未定とする。競合のキャッシュレス決済では、このほど「PayPay(ペイペイ)」が1回の決済で可能な上限額を従来の50万円から100万円に引き上げた。楽天グループは「楽天ペイ」にクレジットカード「楽天カード」のアプリ機能を加えるなど、利用者の囲い込みに向けた競争が激しくなっている。
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