宮崎最大の歓楽街「ニシタチ」の一角にある「人情横丁(よこちょう)」(全18店舗)の貸し切りプランが9日夜、初めて利用された。横丁のちょうちんが優しく照らす中、約200人が店から店へ飲み歩く「はしご酒」を楽しんだ。
人情横丁は道幅約3メートル、長さ約50メートルで、すしや焼き鳥、ワインバーなど飲食店が軒を連ねる宮崎市の人気スポット。市観光協会が昨年12月、大規模会合に合わせた交流の場にしようと各店のオリジナルメニューと飲み放題付きのプランを商品化していた。料金は「いちはやくニシタチ」の語呂合わせで189万2000円で、最大273人が利用できる。
この日は「全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会」が利用し、店ごとに違う魅力を楽しんだ。千葉県南房総市で旅館を営む清都俊仁さん(31)は「最初の店だけくじ引きで決めた。3軒回ったが席が近く、いろいろな人と話ができ、面白い。ほかの温泉街でもできるのでは」と話した。
観光協会によると、来秋の予約が2件入っているという。長田将明常務理事は「人情横丁に集まったお客様をニシタチエリア全体に波及させたい」と意気込んでいた。【塩月由香】
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