別荘への滞在中に音声アプリで夫婦の感情を記録する(イメージ)

結婚式の企画・運営を手掛けるCRAZY(東京・渋谷)は自社で結婚式を挙げた夫婦を対象にした宿泊サービスを始める。シェア別荘を手掛けるSanu(サヌ、東京・目黒)と連携し、1泊2日の宿泊体験を年1回、5年のパッケージで販売する。独自アプリで夫婦の感情を記録し、定期的に関係性を見つめ直す機会にしてもらう。

サービス名は「CRAZY ANNIVERSARY」。長野県、山梨県、鹿児島県の奄美大島などサヌが運営する全国の29拠点(12月時点)の別荘の中から年1回、好きな場所を選べる。結婚記念日など夫婦が選んだ記念日を含む3カ月の中から宿泊日を予約する。

独自に開発したスマートフォンアプリは音声ガイドに従って1年間で印象に残っている出来事や感謝の気持ちを述べる。話した内容はアプリに記録される。例えば結婚5周年の際に1年目の時にどんな感情だったのかを振り返ることができる。

サヌの別荘はキッチンや調理器具を備えており、滞在中は地域の食材を購入して料理を作るなどして自然の中で過ごす。料理を作らない人にはサヌのウェブサイトを通じて周辺の飲食店やテイクアウトができる店舗を紹介する。

1回あたりの利用料金(税抜)は8万3000円から、5年間合計で41万5000円からとする。CRAZYは宿泊サービスを結婚式に続く事業の柱に育てる考えで、5年後に年間1000組の利用者獲得をめざす。

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