すかいらーくホールディングス（HD）は12日、マレーシアでしゃぶしゃぶ店などを展開するクリエイトリーズ・コンサルタンシー（セランゴール州）を買収すると発表した。買収額は非公表。すかいらーくHDがマレーシアで展開するしゃぶしゃぶ店「しゃぶ葉」と調達や配送などでのシナジーを見込む。
12日付でクリエイトリーズ・コンサルタンシーなどの株式を保有するシンガポール企業などと株式取得契約を結んだ。クリエイトリーズ・コンサルタンシーなど3社の全株式を2025年1月に取得し完全子会社化する予定だ。
クリエイトリーズ・コンサルタンシーグループはマレーシア国内で「すき屋」のブランドで豚肉・アルコールを扱わない、ムスリム向けのすき焼き・しゃぶしゃぶチェーンを13店舗運営している。同社の24年12月期の総売上高は34億円の見込み。
すかいらーくは現地法人を通じて「しゃぶ葉」5店舗を展開している。豚肉やアルコールを提供しており、マレーシアで2つのしゃぶしゃぶ系の外食ブランドを展開することで、同国や東南アジアの市場開拓につながるとみている。
ゼンショーHDが日本や東南アジアなどで展開する牛丼チェーン「すき家」とブランド名が似ている。すかいらーくHDは「マレーシアで相当程度の認知度がありブランドの混同はない。『すき屋』を日本で展開することは考えていない」としている。
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
