アルプスアルパインは都内で開催中の半導体の国際展示会「セミコン・ジャパン」にモーターの回転数を測るアナログ半導体を出展した。磁気センサーで回転数を測る従来の手法に比べて部品点数が減らせる。自動車のパワーウインドー用モーターの制御などに使うことを想定している。
「電流リップル検出IC」と呼ぶ半導体を開発した。価格は数百円程度で、既にモーターメーカーへの販売を始めた。特に中国の自動車メーカーでパワーウインドー用モーターの制御を磁気センサーから別の技術に置き換えるニーズがあるという。
アルプスアルパインはこれまで自社で生産する電子部品向けのアナログ半導体を開発していた。2023年度からは半導体単体の外販を始めており、今回は第2弾となる。今後はパワーウインドー以外の用途を開拓する。
【関連記事】
- ・アルプスアル株、旧村上ファンド系の保有比率15.03%に
- ・アルプスアルパイン、最終黒字転換
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。