アップルが2日に発表したことし1月から3月までの3か月間の決算によりますと、売り上げは前の年の同じ時期と比べて4%減少して907億5300万ドル、日本円でおよそ13兆9000億円。最終的な利益は前の年の同じ時期と比べて2%減少して236億3600万ドル、日本円でおよそ3兆6200億円と減収減益となりました。3か月間の決算が減収減益となるのは1年ぶりです。

音楽や動画配信などのサービス事業の売り上げは好調だったものの主力商品のiPhoneの売り上げが10%減少したほか、タブレット端末の売り上げも17%減少したことなどが主な要因です。地域別では、中国などでの売り上げの合計が8%減少しました。

会社は現実の風景と仮想現実などを重ね合わせて映し出すMR=複合現実のゴーグル型端末の販売をことし2月に始めましたが、収益力の強化につながるかはいまの時点では不透明だと見られています。

スマートフォンをめぐる競争が激しくなる中、ティム・クックCEOは決算説明会で生成AIの活用に力を入れていく方針を示し、今後の戦略に関心が集まっています。

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