宇宙スタートアップのスペースワン(東京・港)は15日、同日午前11時に予定していた小型ロケット「カイロス」2号機の打ち上げを中止したと発表した。理由は強い風の影響としている。2号機は当初14日に打ち上げ予定だったが上空の強い風のため中止になっており、2日連続での中止となる。
2号機はスペースワンのロケット発射場「スペースポート紀伊」(和歌山県串本町)から打ち上げる。予備期間は16〜27日に設定している。新たな日程は決まり次第発表するとしている。
カイロスは全長18メートル、重さ23トンの小型ロケット。初号機は打ち上げ直後に爆発していた。2号機では新興や台湾の公的宇宙機関である台湾国家宇宙センター(TASA)などの衛星5基を搭載し、打ち上げから約54分後にすべての衛星を分離する計画。衛星を宇宙空間の軌道に投入できれば、日本の民間企業単独で初の快挙となる。
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