米アップルが2日発表した2024年1~3月期決算は、売上高が前年同期比4%減の907億5300万ドル(約14兆円)、純利益が2%減の236億3600万ドルとなり、1年ぶりの減収減益だった。中国市場での販売不振が響いた。
部門別の売り上げは、主力のiPhone(アイフォーン)が10%減と落ち込んだ。タブレット端末のiPad(アイパッド)も17%減。一方、パソコン「マック」は4%増で、アプリ販売や音楽配信などのサービス部門は14%増と好調だった。
地域別では、中国と香港、台湾を含めた中華圏が8%減だった。マイナスが続いたが前四半期からは減少幅は縮小した。日本も13%減と低迷し、米州が1%減、欧州は1%増だった。
ティム・クック最高経営責任者(CEO)は電話会見で、出遅れが指摘される生成人工知能(AI)戦略について「(製品にとって)絶好の機会だと考えている。重要な投資を行っており、近いうちに面白いものを顧客と共有できるだろう」と述べた。(共同)
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