中国の国家統計局が16日に発表した11月の新築の住宅価格指数は、主要な70都市のうち49都市で前の月から下落しました。

下落した都市は前の月と比べて14か所減ったものの、その比率は全体の70%にのぼっています。

一方、上昇したのは17都市で、4都市は横ばいでした。

都市別に見ますと、大都市では、上海が0.6%、深センが0.3%、それぞれ上昇した一方、北京は0.5%、広州は0.3%、それぞれ下落しました。

また、規模の小さい地方の都市も平均で0.3%下がっていて、不動産価格の低迷が続いています。

中国の習近平指導部は、積極的な財政出動と金融緩和の拡大で、景気を下支えする方針を示していますが、不動産不況をめぐるこれまでの政府の対応は不十分だという指摘も出ていて、市場の改善につながる抜本的な対策を打ち出せるかが焦点となります。

※「セン」は、土へんに川

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