関西電力は16日、運転開始から40年を超えた高浜原子力発電所2号機(福井県高浜町)の長期施設管理計画について原子力規制委員会から認可を受けたと発表した。原子炉等規制法の改正で、一定期間を超えて運転するには改めて認可を受けるよう事業者に求められている。運転40年超では、11月に九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)が受けて以来、2例目となる。
高浜原発2号機は2016年に40年超の運転を規制委から認められている。改正原子炉等規制法が施行となる25年6月以降も運転する場合に、劣化した設備の評価や管理方法などに関して認可を受ける必要があった。関電は大飯原発3、4号機(福井県おおい町)で30年超の運転を認められているが、40年超は初めてだ。
改正原子炉等規制法は、施行後に30年を超えて運転する原発について新たに長期施設管理計画の策定を求める。関電は最新の知見を織り込んだ設備の管理方法や資材の調達計画をとりまとめ、7月に規制委へ提出していた。
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