九州電力は玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)の3号機と4号機で、発電設備の一つである蒸気タービンをそれぞれ更新すると発表した。更新は1990年代の運転開始以来初めて。最新型のタービンにすることで発電効率や信頼性の向上につなげる。
3号機は2027年度、4号機は28年度をメドに更新する。このほど原子力規制委員会に申請した。投資額は非公表。
タービンは原子炉内で発生させた蒸気の力で回転し、連結した発電機を回す設備。効率的に発電するため1基の高圧タービンと3基の低圧タービンを組み合わせており、いずれも新品に置き換える。
川内原発(鹿児島県薩摩川内市)では06年に1号機で、10年に2号機でそれぞれタービンを更新している。
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