イオングループで靴を販売するジーフット(東京・中央)は、親会社のイオンを引受先とする第三者割当増資で65億円を調達すると発表した。新型コロナウイルスによる利用客の低迷などで2024年8月時点で49億円の債務超過に陥っていた。イオンからの支援を受けて債務超過を解消し、経営再建を図る。
ジーフットは25年2月末までに債務超過を解消できる見通しとなり、東証スタンダード市場などの上場維持基準を満たすことになる。同社は上場を維持する方針だ。
第三者割当増資の払込期日は25年2月21日で、調達した資金はイオンへの借入金の返済と構造改革のための運転資金などに使う。24年8月時点で49億円になる借入金の返済に50億円を使うほか、キッズ商品の扱いを増やした店舗改装などに13億円を支出する。
ジーフットの24年3〜8月期の連結決算は、最終損益は1億5900万円の赤字(前年同期は8億円の赤字)だった。売上高は前年同期比4%減の322億円だった。
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