効率的な運行ルートを作成して介護職員の負担を減らす

ダイハツ工業は17日、同社が開発した施設向け送迎支援システムを介護施設運営のヤマウチ(香川県高松市)に提供する契約を結んだと発表した。ヤマウチが運営する全国36カ所の介護施設で2025年4月から順次利用する。施設に通う高齢者のスケジュールにあわせた効率的な運行ルートを作成し、介護職員の送迎業務の負担を減らす。

24年5月から3カ月間、ヤマウチの2つの施設で試験運用を実施した。同社によると、施設ごとに1カ月あたり約30時間の業務負担を軽減でき、走行距離の短縮で二酸化炭素(CO2)排出量の29キログラム削減に成功した。ヤマウチはシステム導入により一段のペーパーレス化も目指す。

ダイハツはこのシステムを18年から提供。22年からは複数の事業者が運営する介護施設の送迎を集約するシステムも地方自治体と連携して実用化している。

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