年間1.1万トンの二酸化炭素削減につなげる(神奈川県の店舗)

日本マクドナルドは17日、関東地方の75店で使用する電力を12月から順次、再生可能エネルギーに切り替えると発表した。東京ガスグループがマクドナルド向けに太陽光発電設備を開発し、再生エネを供給する。対象店舗では二酸化炭素(CO2)の排出量が実質ゼロとなり、年間約1.1万トンのCO2削減につながる。

このほど日本マクドナルドと東京ガス、同社子会社の東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES、東京・港)の3社で環境負荷低減に向けた包括連携協定を結んだ。マクドナルドは長期契約を結んで直接電力を購入するコーポレートPPA(電力購入契約)によって東京ガスグループから再生エネの供給を受けるほか、店舗の省エネルギー化などでも協力する。

日本マクドナルドは2030年までに店舗やオフィスからの温暖化ガス排出量を18年比で50%削減する目標を掲げる。12月時点で国内約3000店のうち約450店において、電力を再生エネ由来に切り替えている。25年2月からは関西地方の約130店でもコーポレートPPAを活用して電力を再生エネ由来に切り替える予定だ。

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