自動車大手のホンダと日産自動車が経営統合へ向けた協議に入ると伝わったことで、18日午前の東京株式市場で日産の株価が急騰し一時、値幅制限いっぱいのストップ高となった。一方、ホンダは売りが優勢となり一時、前日より2%超下落した。
日産株は午前の取引で一時、ストップ高となる417円60銭をつけ、その後は前日比20%超高で推移している。日産が筆頭株主の三菱自動車の株価も10%超高と大幅に上昇。三菱自が経営統合に合流することも検討するとの報道が材料視されたようだ。影響はほかの自動車メーカーにも及び、トヨタ自動車株は一時2%上昇した。
一方、ホンダの株価は取引開始直後にプラスになる場面もあったが、その後マイナスに転じた。「ホンダによる日産救済の側面が強く、重しになるのでは」(大手証券アナリスト)との見方もあり、売りが先行している。
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