ヤマト運輸は18日、日本郵便に配達を任せる一部の小型薄型荷物について「委託スケジュールの見直しを申し入れ、真摯に協議を重ねている」と発表した。日本郵便への委託を進めるなかで「荷物が届くまでの日数が伸びてしまう事態が発生している」とし、2024年度末を期限としていた全量委託の計画見直しを求めている。
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両社は23年6月、ヤマトの小型薄型荷物の配達を日本郵便に全量委託すると合意した。フリマアプリなどの荷物配送に使われる「ネコポス」を24年度末までに順次終了し、日本郵便との「クロネコゆうパケット」に全量切り替える計画だった。関係者によると、日本郵便は配達委託の一部中断を求めるヤマトに対し反発している。
カタログなどを扱う「クロネコDM便」については、24年2月から「クロネコゆうメール」に名称を改め、すでに日本郵便が全量の配達を請け負っている。ヤマトは「引き続き両社の経営資源を有効活用するための協議と協業を進める」としている。
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