不動産業のリスト(横浜市)傘下のリストデベロップメント(同)とホテル運営の温故知新(東京・新宿)は19日、長野県白馬村で全38室のホテルコンドミニアムを開業する。1室の最高価格は2億円強で、全体の約8割が売却済みだ。オーナーの約8割は首都圏を中心にした国内勢だという。
飲食店が立ち並ぶエコーランド地区に、地上5階建ての「ホテル ラ ヴィーニュ 白馬 by 温故知新」を開く。長期滞在をにらみ、全客室にキッチンや乾燥機付き洗濯機を備える。客室はベッドルームが3つある約144平方メートルのタイプから、約53平方メートルまで7種ある。
所有者が宿泊しない期間は、一般の宿泊客に貸し出すこともできる。冬場の主要宿泊客は海外からのスキー客を見込む。レストランには長野産を中心に日本ワインを1000本以上そろえ、夏も国内外からの集客を狙う。
リストデベロップメントが開発し、温故知新が運営を担う。リストデベロップメントが白馬村で開発をするのは初めてで、17日に開いた内覧会で木内寛之社長は村を「グリーンシーズンも楽しめる施設が充実し、通年で楽しめる地域」と評価した。併せて、今後も様々な地域でホテル開発に挑戦したいと話した。
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