大和ハウス工業子会社の大和ハウスリアルティマネジメントは18日、沖縄県の古宇利島(こうりじま)でリゾートホテルを2025年3月27日に開業すると発表した。23年に子会社だった大和リゾートを売却してリゾートホテル事業から撤退していたが、事実上の再参入となる。今後、国内各地に進出を検討する。
大和ハウスリアルティマネジメントは全国76カ所でビジネスホテル「ダイワロイネットホテル」を展開している。今回新たに独自のリゾートホテルブランド「BATON SUITE(バトンスイート)」を立ち上げる。沖縄県古宇利島のホテルは地上4階建てで客室は35室、宿泊料金は1泊3万円から30万円を予定する。
開業予定地の近くにはユニバーサル・スタジオ・ジャパンの再建に携わった森岡毅氏のマーケティング会社、刀(大阪市)が手がける大型テーマパーク「JUNGLIA(ジャングリア)」が25年に完成する予定だ。リゾートホテル需要は今後増えると見込む。
新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着きホテル需要も回復している。ダイワロイネットホテルの運営を通じて得た知見も生かしてリゾートホテル事業を成長させられると判断した。
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