旭化成が増産する半導体材料の「パイメル」

旭化成は19日までに、半導体のチップ表面を保護する材料の新工場を静岡県富士市で稼働させた。約150億円を投じて工場と品質検査棟を建て、生産能力を2倍に増やした。半導体材料や電子部品などを扱う事業を成長領域と位置づけ、2030年までに1000億円規模の投資を計画している。

生産能力を増やしたのは半導体材料の主力商品で液体状の感光性樹脂「パイメル」。最先端の半導体に使われており、12月に半導体世界大手の台湾積体電路製造(TSMC)から表彰された。パイメルの売上高は30年に22年比で2倍になると見込んでいる。

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