住友金属鉱山は19日、子会社の日向製錬所(宮崎県日向市)でニッケル原料を生産するための設備投資を決めたと発表した。住友鉱山が生産する車載電池向け正極材の材料などとして供給する。設備投資額は約280億円。2025年に設備導入を始めて、27年度中に完工する。
日向製錬所は鉄とニッケルの合金であるフェロニッケルを生産している。新たな設備投資でフェロニッケルを主原料に「ニッケルマット」と呼ぶニッケル原料を国内で生産する体制をつくる。従来はインドネシアから輸入していた。
住友鉱山は車載電池向け正極材製造の大手で、原料の1つとなるニッケルマットを国内で生産する供給網を構築する。
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