スターバックスコーヒージャパン(東京・品川)は20日、都内の地域食堂でドリンクメニューの作成を体験できる「バリスタ体験」を開いた。近隣住民などがスタバのドリンク作成を疑似体験できる。スタバの寄付活動の一環で、飲料の売り上げの一部を活用する。
20日、東京都渋谷区の地域食堂でバリスタ体験を開いた。子どもから大人まで約50人が参加した。参加者は緑のエプロンを身につけ、スタバの粉末抹茶やほうじ茶など好みの味の飲み物に牛乳を泡立てて注ぐなど、バリスタの疑似体験を楽しんだ。
スタバの近隣店舗のバリスタが参加者の体験をサポートする。会場にはコーヒー豆のかすを絵の具代わりにした絵描き体験も用意され、子どもたちはクリスマスツリーやトナカイなど思い思いの絵を描いていた。参加者からは「おいしい」「楽しかった」などの声があがった。
スターバックスでは2022年から「BeaSantaドネーションプログラム」を始めた。認定NPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」と連携し、全国の子ども食堂などでバリスタ体験などを開催してきた。むすびえの落井麻紀氏は「スタバと組むと親子連れが増える。地域の活動を知ってもらう機会になっている」と話した。
取り組みは足元で広がりを見せる。23年度は約600カ所の子ども食堂で約3万6000人にスタバの食品などを提供したほか、バリスタ体験も約1300人が参加した。24年度はバリスタ体験の開催場所も全国47都道府県に広げた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。