航空大手2社は23日、2024年度の年末年始期間の予約状況を発表した。全日本空輸(ANA)は国際線の予約数が23年度比で16%増えた。日本航空(JAL)も国際線は24%増だった。24年度の年末年始は5年ぶりの9連休と日並びがよく、円安下でもハワイといった海外観光地の路線が人気となっている。
ANAの24年度の国際線予約数は約24万1000人で、提供座席数に占める予約率は83%と23年度から6ポイント増えた。ハワイ路線の予約数は約2万4000人となり同社で過去最多だった19年度と比べても約12%伸びている。12月に新規就航したイタリアのミラノ路線を含めた欧州路線も52%増と好調だった。国内線も好調で予約数は17%増の約146万6000人。北海道や沖縄に向かう便が人気だ。
24年度のJALの国際線予約数は約22万6000人。予約率も88%と前年度を9ポイント上回った。ANAと同様にハワイ路線が人気で「予約でほぼ満席」という。国内線予約数も9%増の約108万人だった。
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