ゴールデンウイーク(GW)中に物価高や円安の影響を実感された方も多かったのではないでしょうか。サービス業や食品の値上げは今後も続く見通しです。物価高の影響は家賃にも。企業の価格戦略や消費動向の変化をテーマにした記事をまとめました。(内容やデータは公開当時のものです)
夏のレジャーは?サービスで続く値上げ
サービス業の値上げが続いています。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は1日入場券「1デイ・スタジオ・パス」の最高価格(大人)が1万900円となりました。東京ディズニーリゾートでは6月に1泊約34万円以上の客室もある高級ホテルが開業します。
- ・値上げ、食品からサービスへ 大手6割が実施・検討
- ・USJ入場券、最高価格1万900円に上げ TDRと同水準
- ・東京ディズニー、実はホテル大手 1泊30万円開業の勝算
- ・牛丼を分解してみた 1杯の原価は4割上昇、値上げ再び?
異常気象に円安 5月の食品値上げ、平均3割高
帝国データバンクの調査によると、主な食品メーカーが5月に値上げする食品の値上げ率は平均3割になりました。要因の一つが異常気象です。オリーブの不作をうけてオリーブオイルは大幅に値上がり。オレンジジュースでは販売を休止する動きも出ています。円安で原材料の輸入コストも膨らんでいます。
- ・5月の食品値上げ417品目、平均3割高 オリーブ油など
- ・森永乳業、「サンキスト」オレンジ販売休止 果汁高騰で
- ・不二家、「ルック」など値上げ カカオ高騰で6品17%
- ・ウナギのかば焼き高い夏 アジアで稚魚3割減、円安も影響
節約志向に的、小売りに値下げの動き
物価高の影響は家賃にも及んでいます。消費者の節約志向の高まりで値上げ後に販売が落ち込む例もあり、小売業では値下げする動きが出ています。ディスカウント店「ドン・キホーテ」では顧客や従業員による商品への評価を価格に反映し、最大3割値下げする取り組みを始めました。
- ・ファミマ日用品値下げ スーパー対抗、まとめ買い客囲う
- ・ドン・キホーテ、客の評価を価格に反映 最大3割値下げ
- ・冷凍食品市場、ホットに過去最高 家庭向けは9年ぶり減
- ・食品大手に値下げ圧力 コスト高で鈍る成長
- ・物価高、家賃も動かす 指数25年ぶりに上昇
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