福島市と大和ハウス工業などは県産木材の利用で協定を結んだ(中央は木幡浩福島市長、7日)

福島市と大和ハウス工業などは7日、福島県産木材の利用促進に関する協定を結んだ。市内の建築物などの木造化・木質化を進めて、脱炭素の実現を後押しするとともに、林業・木材産業の振興につなげる。

協定ではまず情報処理事業の福島県中央計算センター(同市)が建設する新社屋に木材を活用する。協定には同センターも加わった。新社屋の延べ床面積は約1100平方メートルで、2025年2月の竣工を予定する。社屋内に設けるリフレッシュルームの内装などに木材を活用する。

大和ハウスは福島県内に建設する事業用建物などに県産木材を積極的に活用する計画だ。東日本大震災の被災地である双葉町にも国際会議場の機能を併せ持つホテルを25年度中に開業する予定で、このホテルにも県産木材を利用するとしている。

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