米グーグルは7日(日本時間8日)、スマートフォン「ピクセル」の新製品「8a」(税込み7万2600円)を発表した。撮影した写真や動画に映ったものを丸で囲んで検索すると、人工知能(AI)が詳細を調べてくれる機能などが使える。8日に予約を受け付け始め、14日に発売する。

 「8a」は、すでに発売されている上位機「8プロ」などに使われている自社開発のチップ「テンサーG3」を搭載。グーグルのAIの基盤モデル「Gemini(ジェミニ)」の軽量版を搭載しており、メールや文章の要約や、リアルタイム翻訳などの機能が使える。

 米IT大手は、スマホなどの機器へのAIの導入を急いでいる。米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は今月、新たなAI戦略について「今後数週間で発表する」としており、6月の開発者会議でiPhone(アイフォーン)向けなどの新機能を発表するとみられている。(サンフランシスコ=五十嵐大介)

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