12日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は5日続落し、前日の終値と比べた下げ幅は一時580ドルを超えた。終値は前日比475・84ドル安の3万7983・24ドル。根強いインフレで米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ開始が遅れるとの観測から、景気の先行きを不安視した売り注文が優勢となった。
中東情勢の緊迫化懸念も投資家心理を冷やした。朝方に決算を発表した金融のJPモルガン・チェースの大幅下落も相場を押し下げた。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は反落し、267・11ポイント安の1万6175・09。(共同)
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