電子商取引(EC)大手の米イーベイの日本法人、イーベイ・ジャパン(東京・港)は8日、楽天グループのフリマアプリ「楽天ラクマ」の一部商品をイーベイ上で販売すると発表した。イーベイの米国サイト利用者向けに越境販売する。保存状態が良く円安で割安感がある日本の中古品の需要が海外で高まることに対応する。
イーベイの米国サイト上に楽天ラクマの専用ページを設ける。楽天ラクマの中でも中古品事業者が主に出店する「ラクマ公式ショップ」に参加する7店舗が出品する。まずは衣類カテゴリーから始め、対象とする事業者は今後増やす。
越境販売に参加する中古品事業者は商品が売れるとラクマが提携する越境販売支援事業者に商品を送る。支援事業者は発送作業を代行する。中古品事業者は支援事業者に越境販売の代行料を支払う。
イーベイでは日本から海外への越境販売が増えており、23年は前年と比べて販売額が10%以上増えた。女性用の衣類やバッグ、時計が特に人気を集めている。
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